007ノータイムトゥーダイ

007ノータイムトゥーダイ
先日やっと観ました。
頑張ってネタバレなしで書いてみます。
なのでノータイムトゥーダイの感想というよりは
ダニエルクレイグ版007についてのことを
書きます。
ボンドへの愛を込めて。

大学時代に論文を書くほど大好きな007。
中でも私はダニエルクレイグのボンドが1番好きでした。

論文では唯美主義という観点から
「007とダンディズム」について書いたのですが、
ダニエルボンドになってからは
時代と共に変化した新しいボンド像が生まれていった印象が強いです。

ジェームズボンドといえば男性のファンタジー。
英国紳士。完璧。ハンサム。頭脳明晰。銃もマシンもなんでも使いこなせる。出会った女性をみんな虜にする。アストンマーチンかっこいい。乗りたい。
そして超超ド派手。

ダニエルのボンドは
そんな男性のファンタジーを体現しつつも、
そのお約束から少し離れて
スパイ映画というよりは、
ジェームズボンドという1人の人間が成長していく過程を描いていたように感じます。

現実の私たちの個々の抱える正義は、
どうしても実現出来なかったり
不条理だったり。
そんなことが今、増えていると思います。
その現実とも向き合いながら戦う
ものすごく人間味に溢れる新時代のボンド。

長年愛されてきたもはや伝統とも言えるボンド像は大切にしつつ
その中で現代における新しい価値観に重きを置き
だけどしっかりエンターテイメントとして昇華させる。

革新というより
なんだろう、、
移り行く時代との闘いのような、
そんな15年間のダニエル版007シリーズでした。

特に今作は
かつての007からは決して想像もできない結末。
ノータイムトゥーダイ。
今は死ぬときではない。
そのタイトルに相応しい作品。
間違いなく15年間の集大成。
泣いた。
ラストシーン。
よかったな。
感想を一言で求められるなら、終わりとブルー。
二言じゃん。

あ、
死ぬ前に一度
「ウォッカマティーニをステアでなくシェイクで」
と注文してみたいものですね。

ちょびっと長くなりましたが、、
ありがとうダニエルクレイグ。
世界で一番かっこいい。
お疲れ様でした。

次のボンドはまだ決まってないみたいですが、
また新たな時代のボンドを楽しみにしています。

とりあえずもう一回観に行きます。 
では、また。

写真は2020年4月公開と思い
楽しみにしていたとき
去年か一昨年の私とボンド。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • タカシ

    2021.11.03 03:52

    こんにちは(^o^)/ ジェームズ・ボンド、かっこいいですよね! 57才のおじさんとしてあんな男性にあこがれますね(^^;))) 年齢的にボクのジェームズ・ボンドのイメージは、子供の頃はテレビでよくやってて、よく見たショーン・コネリーですかね。007だけじゃなくて、ダイ・ハードやランボーみたいに一人で大勢の敵をやっつける映画って 自分もあんなヒーローになれたらいいなぁなんて思いながら見てしまいますね (((*≧艸≦)ププッ